和晃BLOG

2021.02.05

サーメットってかっこいい

 この業界に来て初めて聞いた単語
サーメット
なんか、カッコイイ

「まじ、昨日サーメット2本くらったわぁ」とか
そんなセリフ出てきそう。
*まったく意味の無いセリフです

切削チップに使わられる素材の一つですが

陶器(ceramic)
+
金属(metal)

CER + MET
サーメット!

陶器の硬さに金属の粘り強さを加えた
超硬合金の後に開発された素材です。

タングステンが主成分の超硬合金とは違い
サーメットの主成分はチタンやタンタルで、
これらの金属は鉄との親和性が低く、
鉄素材を加工していても、溶着、合金化しにくいんです。
仕上げ加工には最適ですね。

ただ、サーメットの主成分同士は結合している訳ではなく
接着されてくっついているので、脆さがあります。
また、熱伝導率、熱容量が低く、
切削中と空転時の切削吸水による温度差で
ひび割れたりもします。
特に連続したフライスなんかとは相性が良くないですね。

そんなサーメット

マンガ「はじめの一歩」に例えるなら

天才カウンターパンチャー
宮田一郎

分かる人がどこかにいれば
それで満足です。

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