和晃BLOG

2021.01.14

鉄はどこからやってきた?

我々工具屋にとって身近な存在の鉄。 
人類史において鉄は文明の鍵となる素材です
それまで、石や木をベースにした工具から
鉄製にかわることで生産性が飛躍的に向上しました

そこで不思議に思ったのですが、
最初に鉄ってどうやって作ったの?って話ですよ。

まず鉄とは何か?
本来、惑星に存在する元素としては最も硬い元素が鉄で
恒星の核融合によって作られる一番大きい元素となります 
なので、宇宙に漂う隕石とか星には一番硬い存在として大体含まれてます。

鉄より大きい元素は星が寿命を終えて大爆発を起こす時
いわゆる超新星爆発の際に途方もないエネルギーが発生し
超新星元素合成が起きて初めて生まれる元素です。
金とかプラチナはそれにあたります。

地球にそれらが含まれているのは
超新星爆発が起こったあとに生まれた星である証拠ですね。

そして人類史で初めて鉄の発見がなされたのは
紀元前3500年ごろ
隕石に含まれた鉄や山火事などで高温に熱され
地表に出ていた鉄鉱石の変化した所から、これ使える!!
なんか、カッチカチ!ってなったそうです。

そして紀元前1500年ごろ地中海を中心に活用がはじまり
その後タタール人という人たちが、その文化を広げていったそうです。
そして中国に伝来すると高温加工が開発され鋳鉄の製造が行われはじめ
一気に鉄の加工技術が進化します。

そこから日本に伝わったのが紀元前200年ごろの弥生時代
青銅器とともに鉄器が伝来します
職人文化日本では独自の鋳鉄技術が進化し
西暦400年ごろには北九州を中心に
純度の高くより現代の鉄母材に近い
「たたら吹き」が開発されます。

はい!今繋がりましたね!
この「たたら吹き」こそ鉄を世に広めた
タタール人由来のネーミングです。

約1900年の時を超えて
タタール人へのリスペクトを感じます。

なんだか今日は

ギャラクティカエクスプロージョン
超新星爆発

って感じで

オラわくわくすっぞ!

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